化粧水の役割は保湿ではなく引き締めです。では保湿をどうするかといえば、乳液やクリームといった油分が果たします。乾きやすい方、肌が過敏になっている方のために、乳液を用意します。

けれど、私が目指しているのは「化粧水１本でうるおう肌」です。「化粧水では保湿できない、っていったじゃない」と思った方、正解です。けれどきちんと汚れを落とし、化粧水てビシッと引き締めた肌は、皮脂という天然の保湿剤を分泌できるようになります。

乾燥肌とおっしゃる方でも、実は表面に不要な角質が溜まってカサカサしているだけで、それを取り除くと、皮脂がきちんと表面に分泌されるようになります。

自らの皮脂でうるおうことができれば、乳液やクリームをつけなくても大丈夫ですよね。油分を含んだ保湿剤は、皮脂＝天然の保湿剤が分泌されるようになるまでのレスキューアイテムにすぎません。

自分の肌の状態に合わせて、乾いている部分に適時補う程度にとどめましょう。目や口のまわりなど乾きやすい部分にのみつけたり、乾燥する冬場は顔全体に使っても問題ありません。

逆に夏場なら、ローションのみでお手入れを完了するのもいいでしょう。あなたの肌が必要としているものは、あなたにしかわかりません。指で触れ、乾燥具合を確かめながら、必要最小限を使うようにしましょう。